＜9984＞ ソフトバンク 7715 +125続伸。傘下の米スプリントは、TモバイルUSへの買収提案を推進する計画であり、4月に銀行と買収資金の調達をめぐる協議を行った。事情に詳しい複数の関係者が明らかにしたと、ブルームバーグが報じている。株価は25日線レベルでの攻防。一目均衡表では転換線に抑えられている。薄い雲は緩やかに下降するなか、どこかのタイミングで突破をみせてくることが期待されるが。

＜3444＞ 菊池製作所 2744カ +500ストップ高。薄商いのなか、一気にストップ高をつけている。野村ではサイバーダイン＜7779＞を目標株価9200円、レーティング「Buy」でカバレッジを開始している。これを受け、他の介護ロボット関連へ波及をみせている。足元で調整が続いており、水準としては2月安値辺りまで下げていたこともあり、仕切り直しのタイミングにも。値ごろ感からの買いも入りやすいところか。

寄り付きの東京株式市場で日経平均は続伸。前日の米国株式市場では、米連邦公開市場委員会（ＦＯＭＣ）声明を受け、ダウ工業株３０種<.DJI>が終値ベースで過去最高値を更新。日本株の支援材料となっている。

業種別では証券業が高い。昨日好決算を発表した大和証券グループ本社<8601.T>や、自社株買いを発表した野村ホールディングス<8604.T>が買われている。

ただ、前日に発表された第１・四半期の米国内総生産（ＧＤＰ）速報値が、前期比０．１％増と予想外に低調だったことからドルが下落。ドル／円は１０２円台前半と上値は重く、積極的な買いにはつながりにくいとの見方も出ている。

寄り付き 前営業日比

日経平均<.N225> 14341.09 +36.98

日経平均先物中心限月<2JNIc1> 14350 +130

＜7779＞ サイバーダイン 6870カ -買い気配から。野村が投資判断「バイ」、目標株価9200円でカバレッジを開始したことが材料視されている。ロボットスーツＨＡＬはドイツで労災保険適用が始まり、不可能とされてきた脳卒中患者や下肢機能不全者の機能改善、再生治療が実用化段階を迎えたと指摘。日本での福祉用ＨＡＬの流通拡大と合わせ、15年3月期における経常黒字化を見込んでいる。

＜4751＞ サイバエージ 4075 -135売り先行。三菱ＵＦＪが投資判断を「アウトパフォーム」から「ニュートラル」へ、目標株価を5000円から4500円へと引き下げたことが嫌気されている。注目していた「ドラクエ」について、会社側は前回の決算説明会では「ホームランが出たかもしれない」とコメントしていたが、今回の決算説明会では「二塁打かヒットであった」とトーンダウンと。次のカタリストについては、14年4-6期のアメーバ事業の課金売上高と指摘している。