ホテルのインテリアってどうやって作られるの?

ホテルのインテリアが完成するまでの過程をご紹介

ホテルスタイル さん

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客室の家具やベッド・寝具など、インテリア備品の搬入というのは、建築工事全体の工程の中では一番最後の部分に当たりますので、工期がおしている場合等、オープン間近の納入作業になることもあり、短期間で納入設置せねばなりません。

納入後は、監理担当の設計事務所の先生等の主導で客室インテリアの検品が一斉におこなわれます。

客室にインテリア商品が納入された後、ホテルの宿泊課の従業員等の皆さんによってベッドメイクの実習等も実践さながらにおこなわれます。

ホテルのオープン前には、関係者による試泊がおこなわれますので、商品のひとつひとつが、ホテルのトップ・社長やオーナー様等の目に触れることとなります。

納入した商品で、実際に一晩寝てみて、ホテルのプロである人達に「ぐっすり安眠できたよ。」と言って頂けると、納入した側としてもホッとします。

6 . 「オープン」

無事にホテルがオープンし、初めて公の場にホテルやインテリア商品をお披露目する開業レセプションがおこなわれます。

関係者だけでなく、今度は対外的に、報道関係者をはじめ、一般の多くの人達に、ホテルの建物とともにインテリア商品もお披露目することとなります。

ひとつの大きな建築現場で、多くの人達と一緒にホテルを作り上げたという達成感・満足感が得られる時でもあります。

事前のイメージやコンセプトが目の前で具現化され、実際に多くのお客が利用するホテルとしてオープンします。

お客の笑顔に触れたり感謝の声を聞く時が、数か月に渡る苦労が喜びに変わる瞬間。

ホテルのベッドや寝具は、寝心地が良いことはもちろんのこと、高い耐久性も要求されます。不特定多数の、さまざまな体型のお客が、色々な使い方で使うことをあらかじめ想定した設計・作りになっています。

さらに、お客の視点からだけでなく、日々ベッドメイクするベッドメイク担当の視点からも、よりメイクがし易いベッドということも大切な要素です。これは、家庭内でいえば、日々、清掃・ベッドメイクするお母さん達にとっても、大変有難い仕様といえます。

この様に、ホテル商品(業務用インテリア商品)というのは、多くの検査工程や、一流ホテルや大手設計事務所など、厳しい業界のプロフェッショナル達による試験をクリア・通過した商品ですので、この複眼的判断評価実績は、一般のお客様がご家庭向けに商品を選ばれる際にも大いに参考にされて良い選定基準です。

ホテルのインテリア

※上記の工程の事例は、あくまで某大手有名ホテルのいくつかの事例をもとにしておりますので、ホテルによって、また現場によっては、上記の流れと異なる場合があります。

実際のホテルへの、ベッドや寝具などの納品作業は、ホテルオープン前、ホテルの建設工事の最終段階におこないます。

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