養育費保証自体が、まだ近年になって登場したばかりで新しいサービスです。そのため、創業年数・実績・経験が浅い会社が多いのが現状です。
そこで、保証会社を選択する前に、会社概要に着目する必要があります。運営母体となる企業が上場企業、または運営年数が長ければ信頼感が高まり、安心して利用できることでしょう。
養育費保証会社を利用の際には、保証料・月額利用料・更新料を支払う必要があります。
また、事務手数料が別途必要となる場合があります。リーズナブルな料金体系の保証会社を利用するのが最善ですが、逆に保証料があまりにも安すぎると、信用できるかどうか不安になります。
初期費用は月額養育費の100%が相場となっています。
たとえば、月額養育費が5万円とした場合、初回の保証契約料金は5万円といった形です。
また、月額利用料の相場は1000円程度、1年に換算すると12,000円程度です。
保証サービスのおもな内容は、ほとんどの保証会社でほぼ同じですが、他社とはサービス内容を明確に差別化している場合も考えられるので、念のため要確認です。
保証金額の上限と保証期間には、保証会社ごとに違いがみられるので、ここはとくに肝心なところですから、複数社で比較しておくべきです。
保証会社によっては、サービス内容のひとつとして書類作成代行が含まれるところもありますが、注意が必要です。
ここでの書類作成代行とは、子どもの養育費の支払いの取り決めに関する公正証書、または調停証書や裁判の判決書類などの債務名義に関する書類作成の代行を指します。
これらの書類に関しては法的な書類であるため、行政書士・司法書士・弁護士などの士業の有資格者でなければ作成に関わることはできません。
万が一、これらのうちいずれの資格も有していない保証会社の社員が作成するのは、弁護士法違反の可能性が高いので要注意です。
養育費の保証会社では、元パートナーからの養育費の未払いを防止することを目的としたサービスを提供しています。そのため、すでに養育費が未払いとなった場合には、あまり適していません。
保証会社によっては、そのようなケースでも可能なプランも用意されてはいますが、高額な手数料が必要となる場合があります。
また、契約の時点ですでに未払い分があるものに関しては、保証会社では保証対象外とみなされる場合があります。そのような場合は、保証会社でカバーすることはできないので、法律のプロフェッショナルである弁護士に依頼するのが最善策です。
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