１期目（2006年〜）は社民 党の支持を受けながら環境派候補・市民派候補を売り物に当選したが、２期目（2010年〜）になると「県民党」を標榜しながら、民主党・連合の力を借りて 選挙運動を展開した。

大飯原発再稼動の件で「琵琶湖の水が汚染されたらどうする」と、当初は「一歩も引かない構え」で最も強硬なポーズを取っていたのは記憶に新しい。それなのに、橋下が「限定的な再稼動」を容認してからは嘉田自身もそれに従って再稼動容認にあっさりスタンスを変えた。

前滋賀県知事の嘉田由紀子氏（６７）は２日、大津市内で記者会見し、衆院滋賀１区から無所属で立候補することを表明した。小池百合子代表の「希望の党」に公認を求めていた

改憲や安全保障関連法などについては希望との姿勢の違いが指摘されているが「現実の実務として対応する」と述べるにとどめた。

嘉田知事は、結党の意向表明の直後、小沢氏との連携に対し県庁に批判の電話が相次いだと振り返り、「小沢さんに『何でこんなに評判が悪いんですか。これでは到底やれません』と言い、一兵卒として表から引いてくださいと申し上げた」と述べた。

国民は民主党政権の大失敗により左派政党で特有の内ゲバにウンザリなのである。国民は同じ政党でまとまらず、足を引っ張り合うゴタゴタを見たくないのである。

嘉田のこんな発言も伝わっている。
「小沢氏を共同代表にしたら私の政治生命が終わる。社会的抵抗も大きい」
何十人もの前議員の政治生命を終わりにし、小沢一郎の政治生命を終わりにしても、自分の政治生命だけは守ろうというのか

嘉田さんにとって住民は「票」以外の何ものでもないはずだ。嘉田さんは他人を利用して階段を登ってきた政治屋に すぎない。