圧迫骨折・胸椎圧迫骨折・胸椎圧迫骨折の治療方法とは

圧迫骨折・胸椎圧迫骨折・胸椎圧迫骨折の症状や治療方法をご紹介いたします。

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陳旧性の骨折や高齢で手術による侵襲のリスクが高い患者さんは、保存的に治療します。保存療法の基本は、疼痛コントロールを図りながら折れた骨が癒合するまで安静にして待つことが大切です。

過重をかけてしまうと錐体が潰れて神経症状が出現する可能性があるため、一般的におよそ2週間程度ベッド上安静を行い、治癒するまでに3か月程度かかるといわれています。

圧迫骨折の治療には、保存療法を用いることが多いです。安静にすることで、自然に折れた骨が固まるのを待ちます。コルセットを使うこともあります。また、痛みによっては薬物療法も併用して行います。

■経皮的椎体形成術(PVP)

 「経皮的椎体形成術(Percutaneous vertebroplasty : PVP)の方法は、まず患者様はうつ伏せの状態で検査台に寝ていただきます。続いて、病巣の皮膚、皮下組織に局所麻酔を行い、潰れた椎体の中に針を刺していきます。

経皮的椎体形成術は、つぶれた椎骨をセメントで整復する手術で、治療可能なクリニックは限られています。

■後方進入椎体固定術(TLIF、PLIF)

脊椎固定術も内固定材や機具の進歩により安全かつ低侵襲となり、病態に応じて後方進入椎体固定術(PLIF),前方後方同時進入椎体間固定術(XLIF,OLIF)を選択しています。圧迫骨折に対してはバルーン椎体形成術(BKP)も行っています。

後方進入椎体固定術は3椎間以上の圧迫骨折で用いられる手術方法です。左、右どちらか、もしくは両方の椎間関節を切除し椎間板を摘出し、代わりの人工物を挿入して圧迫を取り除く手術です。

圧迫骨折は加齢などにより起こることが多い疾患です。治療方法や症状、後遺症などを知っておきましょう。

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