塗料が壁面を保護し、外壁の耐久性を向上させてくれます。これにより、外壁だけでなく建物自体の寿命を延ばしてくれます。
外壁塗装のメリットや費用相場について
家の素材や構造、立地などと比べて、外壁塗装は軽視しがちかもしれません。
ですが外壁塗装にも多くのメリットが伴うので、特徴や費用相場、選び方を知って適切な塗装をおこないましょう。
塗料の中には断熱、遮熱の機能を持つものがあります。断熱・遮熱効果のある塗料を使用すると、室内の温度上昇・低下を軽減させることができます。冷暖房の効果が高まり、電気代の節約や省エネにつながります。
塗料は撥水性が高く、雨を弾いて浸水しないようにしてくれます。
ヒビ割れ等、外壁が劣化し防水機能がなくなった状態のままにしておくと、雨水が家の中に浸入してしまい、梁や柱が腐っていきます。
ヒビ割れ等の劣化に気がついた時は早めに塗料の塗り替えを行うようにしましょう。
塗料の種類により価格は大きく変わり、例えば、アクリル系の塗料であれば65~100万円程度、シリコン樹脂塗料であれば95万円程度、フッソ樹脂塗料であれば140~250万円程度かかります。
それぞれ内訳としては、塗り替えのための塗料などの材料費と、工事費用になります。
外壁塗装工事で一般的に用いられるシリコン系塗料を使用する場合、安い業者なら1平方メートルあたり1,800~2,500円程度、高い業者では5,000円以上あたりが多いようです。
現在最も流行しているのが、落ち着いた印象を与え、無難さが魅力の「ベージュ系」です。
シンプルなので他の色や景観と合わせやすく、周りの家からも浮きません。
ほこりなどが付いても汚れが目立ちにくいのが人気の理由です。
茶系の外壁は、平成中期に流行し、とくに薄い色が人気でした。
サイディングなどのタイル張り風の家が増え、レンガ調タイルの色が茶系であることが影響したと考えられます。
茶色は木や土などの自然を感じさせ、温かみのある色です。
落ち着きがありシックで大人の雰囲気を持つ茶系は、飽きのこない色ともいえるでしょう。
汚れが目立ちにくく、周りと調和しやすいので、外壁におすすめの色です。
マットな色調であればかなり濃い色味でもモダンに決まりますが、人気があるのは白寄りのグレー。この色のメリットはとにかく汚れが目立ちにくいということでしょう。
落ち着いた雰囲気がお好みの方にも向いています。
ベージュよりも明るく可愛らしい雰囲気が出せます。元気の出る色でもあるので、いつも明るくありたいと考えるには特におすすめです。
外壁の色の判断基準として、風水をとり入れてみるのもおすすめです。
実は住宅の中で、風水の効果を最大限に発揮できるのは外壁であり、風水に精通した人からの助言で外壁のカラーを決める人も多いのです。
見栄えを考えるならカラーが重要ですが、ことメリット面に注目するなら、どの塗料を選択するかもポイントとなってきます。
近年主流となっている、代表的な外壁塗料をピックアップしました。
発色が良く鮮やかな色を出すことができます。価格は安いのですが耐用年数が4~7年と短くなってしまいます。
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