建設業の成果物としてできあがるのは、大きな構造物です。橋や道路などは、多くの人や車が往来します。ビルや施設は、誰かの仕事場や遊び場、待ち合わせ場所として機能するかもしれません。
ものづくりのどの成果物も誰かの役に立つために作られていますが、建設業ではひときわ大きなものづくりを行います。上述したように地図に記載される例も少なくないそのスケールから、しばしば「街づくり」と称されるほどです。スケールに関しては、何かを生み出す産業でもトップと言えるでしょう。
道路や橋といった多くの人が利用するものに関わると、地域の人にも「ありがとう」と言っていただけることが多く、うれしい気持ちになります。
建設プロジェクトには多くの人が関わるため、「他者との協力」や「チームワーク」というキーワードが非常に重要なものとなります。
それは大変な一面もあるものの、他の人たちと協力して一つの大きな物事を成し遂げていく喜びを味わうことに、やりがいや感動を見いだせることもたくさんあるでしょう。
街を活気づけたり人の流れを変えたり、直接的ではないにせよ街づくりに貢献できるのは設計士にとってのやりがいの一つかもしれません。
建築業の特長の1つに「多品種一品生産」というものがあります。例えば住宅ひとつをとってみても、大きさや間取りなど同じものはほとんどありません。使用目的や規模、構造、使う材料などが異なってきます。
常に、「違うものをつくり続ける」「新しい建物の図面を描き続ける」という環境が新鮮に感じられることも建築業界の魅力です。
つくるものが大きい分、大きなお金が動くため、景気に左右されやすいというのがデメリットの一つです。しかしCADオペレーターとしてしっかりとしたスキルや知識を身に付けていれば、再チャレンジなどもしやすいでしょう。
建設現場では現場監督の仕事をしていました。でもね、建設現場ってなんでかわからないんですが土曜って休みじゃないんですね。バリバリ工事現場は稼働していますよ。
朝は8時から朝礼があるので、大体現場には7時過ぎには出社。昼間は建設現場にほぼ出っぱなし。自分の机に座ってデスクワークができるのは現場の工事が終わった18時頃から。
- 1
- 2