建築の仕事のなかで、もっとも重要なポジションといえるのが施工管理の仕事でしょう。現場で職人をマネジメントしながら、スケジュールや品質、安全な現場環境の確保など多様な管理業務をこなします。ハードな仕事内容ですが、図面でしかなかったものがカタチになり、お客様の喜ぶ姿を見たとき、「この仕事をやってよかった」とやりがいはひとしおです。
建築は必ず「人々」のために設計します。家を設計すれば、将来家族が住みます。学校を設計すれば、子供たちが毎日集まるでしょう。建築士の仕事は、建築を通して、人々の生活をより豊かに笑顔にできるのです。
建物は一度建てられると、そこから数十年は残り続けます。つまり建物の設計は、街をつくることです。将来経験を積んで、自分が生まれ育った街で独立起業することもできます。地元や地域の街づくりに貢献することも、やりがいを感じる瞬間です。
建築の見た目や空間をデザインする人のことを指し、専門用語ですと「建築意匠設計士」と呼びます。資格としては一級建築士、二級建築士があります。自分で事務所を構え個人住宅などをデザインする人や、企業の設計部に入り都市ビルや図書館等の公共的な建築をデザインする人など、仕事には幅があります。
建築設計とひと言でいってもその業務は多岐にわたり、大きく分類すると意匠設計・構造設計・設備設計の3つに分かれます。意匠設計では建物のコンセプトに基づいた外観・内部空間のデザインや、用途、人間工学、コストを考慮した機能デザインを設計します。構造設計では地震、風雨、荷重に耐えられる安全な建築物のために、骨組みとなる構造を設計します。設備設計では電気やインターネット等の電気設備、空調・給排水等の配管設備といった建物の設備の設計を行います。
建設事務の仕事が他の業界の事務職と大きく異なるわけではありませんが、傾向としては幅広い業務が求められます。
特に建設業界ならではの現場事務や、経理に関しては他の事務職よりも込み入った作業が必要です。
「技術士」の資格は、建設業界において最高峰の資格の1つで、この資格を取得すれば、
建設に関して高度な知識や、実務経験を有している人材であるとみなされるので、現場において重宝されやすくなります。
「RCCM」とは、シビルコンサルティングマネージャの略称です。この資格を有することで土木工事関連の専門技術者であるとみなされます。
上記で説明した技術士(建設部門)は国家により認定された資格ですが、この資格は、一般社団法人「建設コンサルタンツ協会」により認定されている民間の資格になります。
建設現場では多くの職種の人が働いています。
個人の技術や知識はもちろん必要ですが、現場で大切なことが周りの人との連携です。
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