数日から1週間程度、生理痛程度の痛みが生じることがあります。これは手術後に子宮が元の大きさに戻ろうと収縮するために起こります。回復につながる痛みですが、強い痛みは回復を妨げますので、麻酔覚醒後に痛みが気になる場合には痛み止めの点滴を行っています。また、痛み止めを処方しますので、ご帰宅後はそれで十分な疼痛管理をしていただけます。
中絶手術のデメリットは?どんな部分に気を付けるべき?
中絶手術は心身ともに負担をかけてしまうものです。
今回は中絶手術のデメリットや気を付けるべきことについてまとめました。
1週間から10日程度、生理の時のような出血が続きます。生理2日目程度の出血がある方からおりもの程度で終わってしまう方など量などには個人差がありますが、出血が多い場合でもほとんどは数日で出血量が減少しはじめます。数日してからかたまりが出る、おりものに少量の血液が混ざる状態が2週間ほど続くなど、期間だけでなく内容もさまざまですが、出血量が多くない限り心配はありません。
中期中絶になると、子宮口を開く処置の後、薬の力で人工的に陣痛を起こして流産させるという方法がとられることが一般的です。初期中絶より痛みも体への負担も大きく、子宮の状態を経過観察する必要があるため、入院には約4~5日を要することも。また中絶後は役所に胎児の死産届を提出し、火葬による埋葬の許可をもらう必要があります。
手術後に子宮内感染が起こることがあり、その炎症が不妊の原因になることもあります。もちろん、信頼できる指定医のもとで手術を受ければ、そうしたトラブルは極めてまれと言えます。しかしリスクとして、覚悟はしておかなければなりません。
女性医師やスタッフを採用しているクリニックが増えています。婦人科は初めてという方や、男性医師にはちょっと相談し辛いという方などには、女性医師のいるクリニックがおすすめです。
HPからも病院の雰囲気をつかむことができます。医師の氏名や顔、経歴・実績がオープンにされており、費用も明確にしている病院を選ぶことが大切です。産科や婦人科での経験をしっかり見極めましょう。
パートナーと良く話し合い、「中絶」という結論が出ましたら、早めに手術・処置を受けたほうが身体の負担を重くしないで済みます。
母体保護法では中絶の時期は妊娠22週未満と定められていますが、出来れば妊娠5週~9週、遅くても12週までの中絶手術が望ましいです。 これは月経予定日なのに、月経が来なかった時期から数えて1ヶ月前後となります。
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