内装などの仕上げ素材として無垢の木や左官塗り壁、石や和紙など、文字通り「自然の素材」をふんだんに使った家のことを総称しています。
自然素材の家の見た目や健康に関すること
自然素材は人工的な素材とは異なり、自然の持つ様々な魅力を感じさせます。また自然素材の家も同じく、見た目や手触り、健康的といったメリットがあります。
シックハウス症候群や化学物質過敏症を防ぐために、ビニールクロスや、合板フローリング、塩化ビニールシートなどの化学物質を含んだ素材を使用しないで建てた家のことをいいます。
その自然素材が出すデザインや風合いの良さも人気の一つになっており木目・木肌の美しさ、漆喰や珪藻土など塗り壁の風合いなど工業製品では創りだせない本物の美しさがあります。
自然素材の最大のメリットは、温かみのある風合いでしょう。天然木はもとより、漆喰や珪藻土もまた、人工的な工業用素材に比べ、深みのある温かい風合いが感じられます。
「木材」そのものが呼吸をして調湿しているため、湿度が高くてもさらっとした感触です。また、冬でもヒヤっとした冷たい感じにはなりません。季節に左右されず素足でも心地よく過ごせることは大きなメリットでしょう。
自然素材の色ムラや木目のバラツキが気になる人は自然素材の家には向きません。また、自然素材の家は傷や汚れがつきやすいため、「傷に敏感な人」にも不向きでしょう
注意したいのは「自然素材を使っても、アレルギーやシックハウスなどの症状を完全に抑えることはできない」という点。
大工の高い技術が必要になってくるため、その分工事費用がかかる点もデメリットの1つでしょう。
経年劣化がありますが、それも天然素材の証拠、年とともに深い味わいが増してゆく、そしてなんとも言えない木の香り、そしてさわやかな空気をはぐくんでくれる無垢の床材。長い時間をかけて美しくきれいなあめ色に変化していく素材。
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