高校には、通信制・全日制・定時制と3つの教育課程があります。
通信制高校は、”通信による教育を行う”ため、登校回数などが全日制・定時制と異なりますが、卒業の際に得られる高校卒業資格はおなじものとなります。
そのため、通信制高校の卒業後に進学しなかった場合の最終学歴は、”高校卒業”となります。
なお、高校を卒業するためには、全課程共に3年以上の在籍期間を満たしている必要があると、学校教育法により定められています。
通信制高校には、すでに働いている人や、高校を中退した人、学業不振で現在の学校では卒業が困難な人など、さまざまな人が通っています。
最近では、不登校で悩む生徒や、発達障害により通常の学習が難しい生徒などにも適したスタイルとして注目されているほか、芸能活動やアスリート活動と学業を両立させるために通信制高校を選択する生徒もいます。
通信制高校の中には、現役のプロを講師として招いて授業をしてくれる学校もあります。科目はデザイン、美容の他、製菓、声優、医療関係など、学校によってさまざま。高卒資格を目指しながら将来の仕事に向けて知識をつけ、経験を積むことができるのが魅力です。
専門科目の勉強が、単位として認められる学校もあるので、早く興味のある分野に進みたいという目的で通信制高校を選択するようです。
通信制高校は単位制のため、全日制高校に比べ単位の引き継ぎがスムーズです。また少ない登校日数で卒業でき、毎日学校に通うのが難しい人も卒業しやすいことから、転入・編入先に選ぶ人も多くいます。
前の学校で単位を落としてしまった、など勉強に不安がある人には個別指導コースを選択することで、わからないところからしっかりと理解を深めることができます。
すべての生徒が高校卒業の資格を得ている卒業率100%の実績が強み。将来を見据えた「体験型職業ガイダンス」の開催が、卒業後の進学率(大学・短大・専門学校)、就職率の高さにつながっています。
KTCおおぞら高等学院では、「高卒資格がゴールじゃない。なりたい大人になるための学校®。」として、生徒たちが、一人ひとりの「なりたい大人」像を伸び伸びと描いていけるような体験や学びに重きを置いた教育を実践しています。
通信制高校は全日制や定時制と比べて、自分自身の時間が多く取れるという点が大きく違います。ここが、大きなメリットの1つといえるのではないでしょうか。
通信制では、月に2~10回のスクーリングとレポート提出、試験がありますが、これ以外の時間は生徒の自由です。アルバイトや、趣味を極めるもよし。アスリートや芸能活動を行っている方など、学校に定期的に通うのが難しい人でも高校卒業を取得することが可能です。
通信制高校は時間の融通が効くので、アルバイトやパートをしながら、正社員で働きながら通っている人もいます。これにより、金銭的な問題で全日制の高校には行けない、という人でも高校を卒業することが可能です。
現在、私立通信制高校では高校卒業のために必要な勉強に加え、 音楽、語学、IT、演技、ダンスなど幅広いジャンルの学びを提供する学校が増えています。
ほかにも、特定の資格取得を目指すコースもあり、全日制高校ではなかなか経験できない勉強ができるようになっています。
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