時効の援用とは、時効の完成によって利益を受ける者が、時効の完成を主張することである。
時効の援用とは?時効の援用を成立させるための条件や手続き
あまり知られていない時効の援用についてご紹介します。
成立にはいくつか条件がありますので、一緒に確認していきましょう。
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時効の援用とは、借金を放棄する意思表示のことです。
「借金を放棄します。」という意思表示をしなければ、たとえ時効の期間が過ぎていたとしても、 借金の返済義務が勝手に無くなることはありません。
債務者(お金を借りた人)が、ただ長期滞納しているだけで返済義務が無くなるわけではありません。時効期間が経過した後、「時効の援用」という手続きをしないと、時効の効力は発揮されないと決まっているからです。
時効の援用を成立させる2つ目の条件は、債権者があなたに対して、裁判を起こしていないこと。
裁判を起こされると、経過した時効期間はリセットされます。
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