時計は車にオイル交換があるように定期メンテナンスが必要です。機械式時計は部品と部品の摩耗が生じる箇所の油が劣化、酸化するため約3~4年ほどで油切れになり、油切れでの使用はパーツの摩耗につながり、時計の寿命に大きく影響します。
オメガはオーバーホールが必要?メンテナンスとの違いは?
オメガのような高級時計は、状態のメンテナンスが欠かせません。
オメガとオーバーホールの関係性について、まとめました。
またオーバーホールの知識についても、ご紹介しています。
分解掃除(オーバーホール)をすることで、故障の原因となる目に見えない部分の汗や汚れを取り除き、磨耗した部品や、防水性を保つために不可欠なパッキン類を交換し、お買い上げ時の快適な状態に戻すことができます。
オメガは、腕時計ブランドの中でも有数の高級ブランドに他なりません。
そのためオーバーホールにも、慎重になりたいところでしょう。
そんなオメガもまた、オーバーホールが必要なのでしょうか。
オメガは1848年にスイスに工房を立ち上げた高級時計ブランドです。その歴史は160年以上にわたります。歴史は古いですが、月に行ったスピードマスターがそうであるように、常に新しい技術、素材を使用し高品質な腕時計を送り出しています。
そんなオメガですがそれゆえに定期のオーバーホールやメンテナンスを行わず、長期で使用し続ける方もいらっしゃいます。こういった使い方は時計の劣化を早め、最悪の場合修理に出しても直らないケースもあり得ます。大切な時計ですから、「ちゃんと動いているから」と安心せず、定期的なメンテナンスをおすすめ致します。
時計は、長く使い続けたいと思うのであれば、機械式・クォーツ式問わず、定期的なメンテナンスが必要です。問題なく使用していたとしても、経年劣化などにより遅れや進み、針が止まるといったトラブルに見舞われることがあります。
それはオメガであっても同じで、大切な時計を長く愛用したいのであれば、オーバーホールは必須なのです。
ルイ・ブランが1848年に懐中時計の組み立て工房として始めた高級腕時計メーカー。1880年には、現在の本社が置かれるビエンヌに工場を設立し、本格派の時計メーカーとして転換を図り、1889年には年間10万本を生産するスイス最大手メーカーへと成長した。
1894年に高性能ムーブメントを発表。"究極"の意味を込めてギリシャ語のアルファベットの最後に登場する「Ω(オメガ)」と名付けられた。それまで使われていた「ルイ・ブラン兄弟会社」に代わり、1903年に「オメガ」が正式な社名となる。
人間の体に例えると、健康診断のようなもの。特に故障や不調ではないときに、時計の裏蓋を開いて、部品を一つ一つ分解して洗浄し、組み立て直した後、注油と調整を行う作業です。
時計そのものに何らかのトラブルを抱えた場合や、または部品交換が必要となった場合には修理対応となるでしょう。ですが、オーバーホールを依頼していて修理が必要になるケースも多いです。
オーバーホールを依頼して、もし万が一修理が必要な部品が見つかっても、その修理を別途依頼しないという方もいらっしゃいます。正確な判断が出来る時計修理専門店においては、パーツ交換が必要な場合は必ず見積もり時に連絡されます。
オーバーホールには、職人の技術や道具、正確性などが求められます。
それだけに、そのたびそれなりの費用がかかるのが実際のところです。
とはいえ、だからといってオーバーホールをさぼっていてはいけません。
ドアは1日に10回ほどしか開け閉めしませんが時計は一日中動き続けますよね。そう考えると、油切れや劣化したまま動かし続けるのが、いかに時計にとって悪い事か分かると思います。
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