B型肝炎の給付金訴訟する際知っておくべきこと

B型肝炎という名前はよく聞きますが、どういう病気なのかあまりよく知らないという人も多いです。
感染年齢によってなぜB型肝炎になったのかその理由も違ってくるので、給付金を請求したいという人はよく理解しておく必要があります。

FC2USER008811KBP さん

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B型肝炎とはどういう病気なのか

B型肝炎訴訟など弁護士事務所のコマーシャルなどでもよく聞きます。
まずはB型肝炎という病気について理解が必要でしょう。

■B型肝炎のウイルス

B型肝炎は、DNA型ウイルスであるB型肝炎ウイルス(HBV)によって引き起こされるウイルス性肝炎です。現在、世界の約4億人に持続感染していると考えられており、我が国では100-130万人がHBVに持続感染していると推定されています。

感染した時期や宿主の免疫などにより、一過性になる方もいますし、持続感染する方もいます。

■B型肝炎の感染経路

B型肝炎ウイルス(HBV)は、 ウイルスに感染している人の血液、または体液を介して感染します。感染経路は主に、HBVに感染している母親から、生まれた子供への感染(母子感染:垂直感染)と、それ以外による感染(水平感染)があります。

垂直感染(母子感染)か、水平感染(注射針の使いまわしなどで起こる感染)か、給付金の訴訟手続きをするとき明らかにしておく必要があります。

■B型肝炎の症状

B型慢性肝炎ではほとんどの場合、自覚症状はみられません。ただし、肝炎が急激に悪化すると、疲れやすい、だるい、食欲がない、尿が黒褐色のような色になるといった症状が現れることがあります。
 一方、症状が現れていないからといって治療を行わずに長期間放置すると肝硬変や肝癌に進行してしまうことがあります。

肝臓は沈黙の臓器と呼ばれているほど我慢強い臓器です。
幹細胞の一部分が壊れてしまっても、残りの肝臓が働いてしまうので症状が出た時には肝硬変などになっていることもあるのです。

B型肝炎給付金を受けられる条件と書類について

B型肝炎給付金は給付金を支払う制度ではなく訴訟手続きを行うことで国から損害賠償金を給付してもらう申請です。
訴訟手続きを行い給付金を受けることができる条件があります。

■集団予防接種で感染した1次感染の方

生年月日が1941年7月~1988年1月の間
満7歳までに予防接種・
ツベルクリン反応検査を受けた
B型肝炎ウィルスに感染している
予防接種等以外の感染原因がない

集団予防接種などで中先の針を使いまわしていた時期に感染した方が1次感染とされます。
証明するための要件があるのでよく理解して手続きしましょう。

■母子感染した2次感染の方

原告の母親が上記の一次感染者の要件をすべて満たすこと
原告がB型肝炎ウイルスに持続感染していること
母子感染であること

2次感染は母子感染によってB型肝炎になったことが条件です。
自分が感染していたことがわかってから兄弟、姉妹も感染していたということも多いです。

■証拠書類の収集が必要

証拠書類には、検査結果やカルテなどの医療記録や、戸籍などの公文書といったものがあります。請求する人の病態や家族関係、資料の保存状況などによって、必要になる証拠の数も証拠自体を集める難易度も様々で、1ヶ月程度で収集できるケースもあれば、1年以上かかるケースもあります。

B型肝炎給付金は訴訟によって認められる必要があるので、証拠書類が重要です。
カルテや医療記録、戸籍など細かい書類が必要となります。
書類の収集なども時間がかかるので早めに取り掛かることが必要です。

B型肝炎訴訟の弁護士探し

弁護士なら誰でも適切なB型肝炎訴訟の手続きができると考えていると、弁護士選びに失敗する可能性があります。
実績があり、医療事件にたけている弁護士が望まれます。

■B型肝炎訴訟の実績が高いか

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