All-on-4 ™は、Dr.パウロ・マロによって、ポルトガル・リスボンにて開発された画期的な治療方法です。従来のインプラント治療は一本の歯につき一本のインプラント体を埋め込んでいましたが、All-on-4 ™は最少で4本のインプラント(上顎と下顎の場合で最少8本)で1日で固定性の歯になります。
オールオン4ならボロボロの歯が蘇る?
オールオン4という歯科治療をご存知ですか?最新のインプラント治療法で、現在総入れ歯でお困りの人や、酷い虫歯が多く悩んでいる人、歯周病や歯肉炎で見た目のお悩みもある人など様々な人の救世主になってくれるかもしれません!
今回はオールオン4のメリット・デメリット、気をつけることについてお伝えします。
最小4本のインプラントで12本の連結した歯を、手術当日に装着可能な治療方法です。奥歯(臼歯部)に傾斜をつけてインプラント埋入し、少ないインプラントで多くの歯を固定します。
総入れ歯をお使いで、骨吸収が進んでいる方の場合、骨を増やす治療(骨造成)が必要となりますが、骨量の多い場所を選んでインプラントを埋入するため、骨造成を行わずに済むケースも多いです。
オールオン4とは歯がボロボロになってしまっても、歯を取り戻すことができる治療方法なのですね!入れ歯や通常のインプラントの場合だと出来上がるまで時間がかかってしまうので、手術当日に装着可能なのも嬉しい限りではないでしょうか。
オールオン4では基本的には骨造成を行わないので、手術は一回で終わりです。また、後から歯肉移植などの付加手術の必要はありません。
手術の当日に歯が入ります。その為、普通のインプラント手術の様に歯が入るまでに何か月も待つことはありません。
入れ歯をお使いの患者様には、「入れ歯が噛めない」「噛むと痛い」「すぐに外れる」といった悩みをお持ちの方が多いですが、オールオン4ではそのようなことはありません。
オールオン4治療ならば、埋め込むインプラントの本数を、従来の治療法の半分以下に抑えることも可能です。
歯がほとんど残っていない人の場合、通常のインプラントでは本数が多いため非常に高額になってしまっていました。
歯ぐきは切開せず、小さな穴を開けてインプラントを埋め込むこともできるため、その方法を採用した場合、手術時間は約1時間と大幅に短縮され、痛みや出血、腫れもほとんどないので、患者さんの体の負担も少なくてすみます。なんといっても最少4本のインプラントでたくさんの歯が回復するのですから、従来法より経済的です。
歯科治療で解決させれば、顔の半分を占める口元の表情は変わります。そして、口元やスマイルラインに自信を持って頂く事で、生活に歯を見せて笑う機会が増えるはずです。すると表情筋は発達し、顔が引き締まりますので、今よりさらに美人になる事でしょう。
インプラントは埋入して終わりではなく、治療後もメンテナンスが必要となります。メンテナンスにかかる費用は保険適用外であるため、常に治療費を確保しておかなければなりません。
オールインプラントの場合歯のすべてが人工歯になりますので、メンテナンスをせずにいると、埋入したインプラントがぐらついたり、インプラントが抜けたりといったトラブルの可能性も。
技術的には大変に高度なものが必要とされます。
また、患者さんの顎の骨の状態も骨量や骨密度が十分あること、インプラント体の初期安定性が確保できること等かなり条件の整った顎でなければ適用できません。
日本人の様に、幅が広く奥行きが短い顎の骨格では、場合によっては(比較的高頻度で)出来上がったインプラント義歯の奥歯が足りなく、咬み心地に不満を覚えることもあります。
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