交通事故の原因となる法令違反全体の約30%を占める安全不確認とは、一時停止や減速をしただけで、左右確認など安全確認を十分に行わなかったことを指します。
交通事故の賠償金を知っておくことが大事
交通事故を起こすと賠償責任が発生します。
ちょっとした油断、交通ルールの無視などから起こる交通事故は他人事ではありません。
賠償金は時に多額になることもありますので、交通事故の賠償金について深い理解が必要です。
「アクセルとブレーキを踏み間違えてしまった」という事故のニュースをよく目にします。事故原因としては「操作ミス」になりますが、どのような状況で起こっているのでしょうか? 公益財団法人・交通事故総合分析センター渉外事業課 市沢さんに、「若者と高齢者に多い操作不適事故」について聞いてみました。
運転に集中せず、他のことに気を取られた状態で運転をすることを脇見運転と言います。
例えば、タバコを吸いながら、飲み物を飲みながら、カーナビを操作しながら等、前方の状況を把握せずに運転することによって、前方不注意の状態が発生し脇見運転での事故が発生してしまう恐れがあります。
物的損害(物損)とは、車が壊れたなどの「物」についての損害です。動物は法律上「物」と考えられているのでペットが死傷した損害も「物的損害」です。つまり人に関する損害以外はすべて物損と考えましょう。
たとえば自動車やバイク、自転車、衣類や所持品などの物についての損害が物的損害です。
物的損害に関して賠償金を請求できる項目には、修理費用や代車使用料、休車損、評価損などがあります。
交通事故によって相手の人のものを壊した、信号を壊したなどとなればその損害に対する賠償責任が発生します。
時に非常に大きな損害となるため、こうした損害をカバーする保険などに加入しておくべきです。
積極損害(せっきょくそんがい)とは、交通事故による怪我で病院での治療や入院をした際や、交通事故が原因で出費を余儀なくされた場合に発生した損害のことです。主に治療費や通院交通費、被害者が死亡してしまった場合の葬祭費用などが挙げられます。
消極損害は,交通事故によって金銭を支出するなどして積極的に財産を失ってしまったという場合に問題となるものではなく,消極的に利益を失った場合に問題となる損害です。
交通事故を起こさないためにはどのようなことが必要なのでしょう。
運転に気を付けるということは誰もが思っていることだと思いますが、自分の運転を過信しないこと、また自分が事故を起こす可能性があると疑っておくことも重要です。
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