ぺロニー病(Peyronie disease)は日本語で陰茎硬化症、カタカナではぺイロニー病のほかにペロニーもしくはパイロニー病とも記載されます。陰茎の曲がり(屈曲ペニス)が主症状です。
ペロニー病は単に曲がっているだけじゃない!放置するとリスクも大きくなる?
ペニスが湾曲している場合は、ペロニー病の可能性があります。今回は、ペロニー病の基礎知識や診断方法、おすすめのクリニックについて紹介していきます。
その病態として陰茎海綿体白膜に線維性の硬結(プラーク)が出来て、そのために勃起時の陰茎痛や陰茎弯曲が発生する病気です。進行性の病気で弯曲がひどくなると性行為に支障をきたすようになりますが、悪性のものではありません。
年齢別発生頻度は、30歳代1.5%、40歳代3.0%、50歳代3.0%、60歳代4.0%、70歳以上6.5%と中高年になるほど頻度の高い病気です。
症状としては、陰茎弯曲84%、勃起時の痛み46%、勃起障害40.8%が認められます
勃起時のポラロイド写真や携帯電話やデジタルカメラの写真を持参いただけると診断がつきやすいです。来院いただいたら診察でしこり部位を確認し、しこりの大きさを計測します。超音波検査やMRIでしこりの厚さや大きさを観察でき、しばしば石灰化が確認できます。
ビタミンEが傷の治癒と瘢痕化の軽減に役立ち、服用することがあります。パラアミノ安息香酸を服用することもありますが、この薬はときに腹痛や消化器の障害を引き起こし、また毎日多くの錠剤を服用する必要があります。炎症を和らげ瘢痕化を軽減するために、コルチコステロイドかベラパミルを瘢痕組織に注射することもあります。
手術は、ペロニー病が進行して弯曲があまりにもひどくなり性交に支障をきたす場合を除いて、推奨されません。瘢痕組織を手術で切除すると陰茎が短くなり、ペロニー病が悪化したり、勃起障害が生じたりすることがあります。
医師の年齢が医学的技量を決めるわけでは決してありませんが、あまりにも若い先生は、大丈夫?と思いがちです。名古屋中央クリニックに在籍する医師はベテランです。経験と知識が豊富ですので皆様の細かな要求にもお役に立てると思います。
勃起時にペニスの痛みを感じたり、ペニスが曲がっていると感じたらペロニー病の可能性があります。ペロニー病は放置しておくと勃起不全(ED)につながる病気です。勃起不全になる前に、ペニスにしこりや異常を感じたら、いち早く医療機関の受診が求めましょう。
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