身体の大黒柱である背骨の本体、「椎体」と言われる部分の負荷に耐えかねて潰れてしまうことがあり、これを「圧迫骨折」と呼びます。本来はそう簡単に潰れてしまう事はないのですが、高いところから落下するなど縦方向に強い負荷がかかったときや、骨粗しょう症という、骨がもろくなる病気がある場合などに起こります。
圧迫骨折はさまざまな面でリスクが高い!おすすめ病院と予防方法について
骨が弱ることによって引き起る、脊椎の圧迫骨折は早期治療がポイントです。今回は、そんな圧迫骨折の基礎知識やおすすめの病院を紹介していきます。
脊椎圧迫骨折の主な原因は、骨粗しょう症です。
骨粗しょう症は高齢者に多く見られる病気で、骨密度が低くなって骨折を起こしやすくなります。骨がもろくなると、ちょっとした転倒でも背中への衝撃に耐えられず、脊椎がつぶれてしまう原因にもなるのです。
脊椎圧迫骨折の主な症状は、寝返りを打ったときや、起き上がったときに感じる背中の激しい痛み。背中のほか、腰の部分に痛みが及ぶこともあります。
一方で、骨折をしても痛みを感じない患者さんもいます。痛みを感じずそのまま放置すると、さらに脊椎の他の部分も破損する可能性が高くなり、早めの診断と処置が必要といえます。
平和病院横浜脊椎脊髄病センターは、横浜地区で脊椎脊髄治療に特化した脊椎脊髄施設です。高度な技術と豊富な知識を持った医師やスタッフが揃っています。保存的治療から低侵襲手術、難治症例に対する根治手術、リハビリテーションに至るまでのすべての治療が受けられる脊椎脊髄治療の専門施設です
当クリニックは人工関節だけでなく、一流の脊椎専門医師による高度な脊椎手術も行っていますので、腰痛、脚の痛み、しびれなどお困りの症状があれば気軽に受診していただければと思います。
さらに、当クリニックは画像診断センターを併設しています。通常のクリニックには置かれていない大学病院並みの最新検査機器である320列CT、1.5T MRI、X線TVシステム(トモシンセシス搭載、骨密度測定機能搭載)を駆使して熟練した放射線科専門医による即日検査・即日診断が可能です。
平成22年5月に新病院が完成。ICU新設など急性期医療を実施し、より専門性の高い医療を提供します。基本理念は、信頼され心あたたまる病院。地域医療連携を重視しています。
治療の基本は保存治療です。
受傷後1か月の間、骨折部は不安定で容易に変形しますので特に注意が必要です。柔らかいコルセットよりむしろ、硬めのコルセットを使用し、骨折の程度によってはギプスを身体に巻いたりします。これによって、痛みを軽くし、変形の進行をできるだけ防ぎます。
時間の経過とともに体動時腰痛は軽くなりますが、詳しく尋ねると骨折が治る頃まで瞬間的に生じる痛みとして続きます。
また、骨折が治っていない時期によく動いたりするとこの体動時腰痛が増強することもよくありますので注意が必要です。
手術によって骨を移植したり、金属製のねじや棒で骨を固定します。
この方法には大きく分けて、ぜぼねの後ろ側の背中を切開して神経をよけて骨折部位を固定する方法と、体の脇側を切開して臓器をよけて骨折部分を固定する方法があります。それぞれの方法において、切開や治療をする範囲や固定する力が違いますので、骨折にあった方法が選択されます。
これらの手術の際には、通常入院が必要となり、リハビリも必要になります。
椎体形成術は、骨折した椎体にHAブロック(ハイドロキシアパタイト ブロック)、CPC(リン酸カルシウム)、PMMA(ポリメチルメタクリレート)などを充てんし、安定化させ、痛みを低減させる手術で、手術の方法は様々です。また、固定術と組み合わせて行う場合もあります。
椎体形成術単独で行われる場合は、固定術と比較して切開も小さく、手術時間も短くて済みます。
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