老朽化した一棟マンションどうする?売却方法まとめ

一棟マンションを所有している方は、年月に経過とともにデメリットも生じてしまうものです。そのため時期を決めて思い切って売却をすることも検討したほうがいいものです。ただその場合には、正しい行動をしつつ、満足できる売却ができるようにすることが大切です。

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老朽化した一棟マンション所有のデメリット

年月の経過とともに古くなった一棟マンションはどんなデメリットが生じてしまうのでしょうか。

■建替えたくてもなかなか出来ない

100戸のマンションなら80戸が賛成すると建て替えを決議できる。逆に考えると、21戸が反対もしくは賛成しないと建て替えられないということだが、現実にはこれはかなり難しい。

入居者のうちの8割以上が賛成しないと建て替えができません。しかし8割以上はほぼ困難であり、建て替えは難しいといえます。

■多額の借金を背負う可能性がある

古くなったマンションは入居者確保が難しくなります。そのため、経営が困難になりやすく、借金返済も滞る可能性が高いといえます。

■負担金が大きくなる

マンションを新たに建設する場合、建築費の目安は1戸あたり2000万円だ。仮に、これが全額自己負担だったとしよう。100戸のマンションを自己負担100%で建て替えるためには、80戸が「2000万円+転居・仮住まい」の費用を負担できる経済力があって、かつ賛成票を投じる必要がある。

 老朽化したマンションの区分所有者は大半が高齢者である。この費用を負担できる区分所有者はそれなりにいるだろうが、全体の8割と想定するのは現実的ではない。

新しくマンションを建設する場合、1戸当たり数千万円の負担が生じます。マンションの建設は途方もない負担が生じるため、新たに建築することは難しいものです。

売却に必要な準備

古くなったマンションを売却する場合には、どのような準備をしておく必要があるのでしょうか。

業者を決めるうえでは実際にマンションを見てもらう訪問査定は欠かせません。ただやたらめったら訪問査定をお願いするのも時間の無駄です。あらかじめお願いしたい業者を3社程度に絞ってから、訪問査定をお願いするのがいいでしょう。

古くなったマンションの売却をする前に、査定を行わなければなりません。査定を依頼する会社によって金額が異なるため、評判のいい3社程度の会社をピックアップし、実際に連絡をするとスムーズです。

■売却費用がどれくらい掛かるか知っておく

マンションの売却を行う際には、費用が掛かります。そのため、あらかじめ必要な費用分を準備するためにも、どの程度の費用かかるのか確認しておかなければなりません。

不動産会社の見極め方

■一棟マンションの相場を知るなら

一棟マンションの売却相場を知るためには、国土交通省の「土地総合情報システム」が便利

まずは所有しているマンションの売却相場を頭に入れておくことが大切です。具体的な数字は国交省のHP上で簡単に確認をすることが可能です。

■こんな不動産会社はNG

不動産会社を訪れたら、最初に注目したいのは店頭の状況。看板や窓ガラスが薄汚れているような、だらしない雰囲気の店は避けたほうが賢明

売却をする不動産会社の選択では、まず実際に会社訪問をするといいでしょう。店の外観が不潔だったりメンテナンスが不十分な会社は避けるべきです。またスタッフの対応が不親切な会社も信頼できません。

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