椎間板ヘルニアの治療の基本は薬です。主に使われる薬は、非ステロイド性消炎鎮痛薬、アセトアミノフェン、オピオイド鎮痛薬、プレガバリンなどです。多くの椎間板ヘルニアは、これらを使って痛みを抑えている間に、自然に消えてよくなっていきます。
電気治療から投薬治療まで、ヘルニア治療の様々な種類を紹介
ヘルニアの治療法はさまざま。完治に向けて、自分にあった治療法を見つけましょう。今回は、ヘルニアの治療法の特徴や効果をまとめました。
痛みが強い場合は、注射による神経ブロックが行われることもあります。
馬尾型の症状があり、薬で2~3か月治療をしてもよくならない場合は、手術が検討されます。排尿障害がある場合は、後遺症を残さないためにも手術が行われます。
馬尾型の症状がない場合でも、薬で改善しなければ手術が検討されます。
電気治療はあくまでも一時しのぎの治療なんです。筋肉を刺激して血流を良くすることで痛みが緩和されますが、筋肉か筋膜にある痛みが緩和されるだけでなので、根本までは治療できないんですね。
椎間板ヘルニアのレーザー治療は正式にはPLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)といいます。針を椎間板に刺し、その先からレーザーを照射して一部分を蒸発させて治療するものです。
骨盤が左右歪んでいる。脚の長さが左右違っている。肩の高さが違う。猫背の姿勢など歪みにも人それぞれ違う歪みがあります。患者さんの歪みをしっかり見て、ヘルニアの場所への負担を軽減させていきます。
・飲み薬の場合
非ステロイド抗炎症薬がよく使われます。痛みが起こると筋肉が弛緩(しかん)して固くなり、痛みを増幅させる場合があるため、筋肉弛緩剤と一緒に処方する場合があります。
・注射によって痛みをブロックする方法
痛みの原因となっている部分に直接注射で薬を注入します。
針を刺すことによって筋肉に刺激を与えます。腰椎椎間板ヘルニアの場所は体の奥のほうにあるため、鍼だけでは根本的な治療はできません。鍼治療は腰痛の原因が腰椎椎間板ヘルニアである場合、痛みを軽減するための対症療法と考えたほうが良いでしょう。
腰椎椎間板ヘルニアに対する手術には大きく分けて2通りの手術があります。1つは椎間板をとって上下の骨を癒合させる方法、もう1つはヘルニアと髄核のみをとる手術です。
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