太陽光発電の注目の高まりに応じて淘汰されてきてはいますが、甘い言葉で投資家を騙す悪徳業者も少なからず存在します。
太陽光発電投資で失敗しないために覚えておくべきこと
太陽光発電投資をするなら、あらかじめリスクを把握しておきましょう。今回は、太陽光発電投資を始める際の、業者の選び方や保険、日当たりについて紹介していきます。
基本的に太陽光発電は10%代の利回りを継続確保できれば上記の失敗はありません。失敗の原因の多くは災害ではなく、業者の施工ミスやメンテナンスの問題です。多くの失敗はきちんとした業者を選ぶことで回避できます。
典型的な“押し売り”ですね。非常に危険な業者だと思われます。ここまでくると、業者ではなく迷惑行為になっているので、あまりにひどい場合は通報することも視野にいれましょう。
これもありがちです。こちらの質問に言葉を濁すようであれば、疑ってください。
太陽光発電業者にも関わらず、自社の事業内容を説明できないことと同じですので、検討する必要はありません。
いわゆる“一式見積もり”です。書かれていない場合は、必ず項目別見積もりを要求しましょう。
見積もりを曖昧にして、手続きを進めるということは、知られたくない項目が存在する可能性が高いです。こちらの対応をされた場合にも、不審な業者として疑いましょう。
製品保証は太陽光発電パネルが製品として成立することを保証するものです。
しかし、個人的にはこの製品保証というのはあまり重要視していません。
それは結局のところ次に説明する「20~30年の出力保証」に保証範囲が集約されてしまうからです。
製品保証と言ってもメーカーの保証の基準は結局「パネルの出力が出荷時から何%落ちたか」です。これをユーザー側が証明してメーカーを納得させる必要があります。
出力保証は製品保証とは異なり、パネルの出力のみを保証するものです。
多くのメーカーでは保証期間(20年~30年)内は80%前後以上であることを保証しています。
メーカー保証だけでは、自然災害などのいざという時に対応できず、何かと不安が残ります。そこで推奨されるのが、任意で加入できる損害保険です。
火災保険・動産総合保険 自然災害などの損害を受けた時のための補償
賠償責任保険 所有している太陽光発電が他人や他人の物に損害を与えた時のための補償
休業補償保険 発電が停止したことにより失われた売電収入を補填する補償
太陽光発電は、日差しの強さ・時間の影響を大きく受けます。日が当たらない夜の間は、一切発電をすることができません。それに、パネルの上に雪が数センチ積もってしまった場合。電力を作ることは、難しくなります。雨の日や曇りの日にも、性能を100%引き出すことはできません。ビルや樹木などによって日光が遮られるような場合も例外ではありません。
周囲に日光を遮るものがないというのもポイントです。高層ビルが集まっている所は不利になります。時間帯も考慮して、向いているかどうか検討してみて下さい。
注意したいのは、自然がたくさんの地域です。ビルがないとはいえ、木がたくさん生い茂っている場所では同様に日差しが遮られ、太陽光発電が効率よくできない可能性が高いです。
緑の印象から環境が良さそうという気になってしまいがちですが、木の高さや本数、また、今後大きく育つような木ではないかも気をつけて見てみましょう。
一般家庭の屋根に設置する場合は、ある程度電力を確保できれば問題ありません。しかし、投資や一括償却のために大きな容量の発電所を検討しているときは、妥協せずに広い土地を十分調査して探しましょう。「広い土地」一言で言えば簡単なのですが、なかなか見つからないのが現状です。
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