ビルやマンション全体の大規模なリフォーム工事のことです。
リフォームといっても、台所やお風呂を交換するような工事ではありません。
建物の経年劣化を止め、さらに時代に合致した各種設備工事を行うことでさらに資産価値を高めるような建物全体にかかわる工事のこと。
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①最初は鉄筋部分をコンクリートで覆って、コンクリートの強いアルカリ性で鉄筋がさびるのを防いでいます。
②時が経つと、酸性雨や大気中の二酸化炭素と水分で酸性になる影響で、
アルカリ性だったコンクリートが中性化します。
コンクリートが中性化すると次第にひび割れが起きます。
マンションなどの大規模改修工事は、各部材の耐用年数だったり、劣化の状況などによっても変わってきますが、多くのマンションなどの建物は一般的に10年から15年の周期で工事が必要になってくると言われています。
マンションの劣化は、目に見えない部分で少しずつ進行しているからです。そのまま放置しておくと、やがて外壁は剥がれ、内部へ水分が浸透して鉄筋部分が酸化、コンクリートは膨張して壊れてしまうことも。
大規模修繕工事をきっかけに、老朽化や破損とは別に、建物の居住性・利便性を改善する工事を行うこともあります。例えば「バリアフリー工事」や「セキュリティ工事」が挙げられますが、これらの工事を行うことによって、今より住みやすい建物に変わります。
大規模修繕は工事が完了したらそれで終わり、ではありません。施工会社とは次回の大規模修繕工事まで、定期点検やメンテナンスなどでお付き合いが続きます。ここではアフターフォローのポイントや一般的なアフターフォロー、ここまであれば安心のアフターフォローなどをご紹介します。
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