地球温暖化の主な原因となっているのは二酸化炭素。特にエネルギーの分野においては、この二酸化炭素の排出量をコントロールすることが求められてきました。そこでクリーンなエネルギーとして注目され始めたのが太陽光発電です。大きな発電設備を必要とせずに各家庭でスマートに発電できるため、二酸化炭素はもちろん、排気ガスや騒音の問題も解消できます。
安定した運営ができなかった太陽光発電所は売却よりも買取がおすすめ!
太陽光発電投資は、近年でも注目を集め続けていますが、中にはすでにある発電所を売却したいと考えている人もいるでしょう。今回は、そんな太陽光発電所を売却したい人のために、改めて太陽光発電のメリット・デメリットと、売却のコツを紹介していきます。
太陽光発電のポイントは「つくる・集める・整える・活かす」。具体的には、まず屋根に取り付けられた「太陽電池モジュール※1」が太陽の光エネルギーを吸収して発電し(=つくる)、「接続箱」が発電された電気を収集(=集める)、「パワーコンディショナ」が家庭で使用できる電力に変換し(=整える)、「分電盤」が家中に電気を送ったり、余った電気を電力会社に売る(=活かす)といった一連の流れの中で発電が行われます。
太陽光発電は、年間のうちおおよそ13%の利用(発電)を見込むことができます。
つまり、約1MW(1,000kW)のソーラーパネルで発電される年間の発電量は
(約1,000kW×24時間×365日)×13%=約1,138,800kWh
一般家庭が年間に消費する電力量は平均で約3,600kWhですから、約1MWのメガソーラー発電所が作る一年間分の電力量で、およそ316世帯分の年間使用電力量をまかなうことができます。
太陽光発電のメリットに利回りの高さがあります。
例えば大まかな考え方ですが、2000万円の融資を受けて土地付き太陽光発電を始めた場合、利回り10%であれば10年で売電金額をもとに2000万円が回収できます。ということは残りの期間10年でさらに2000万円の収入があることからかなりの高利回りの商品になるのです。
太陽光発電は設置して電力会社の電力調査を受けた時点で固定買取制度がスタートします。これにより、20年間は同じ価格で電気を買い取ってもらうことができます。
しかも一番のポイントは、国が20年という歳月、固定価格で買い取りを約束していることでしょう。これなら銀行や金融機関から多額の融資を受けていたとしても返済のメドは立つというわけなんです。
太陽光発電は、生産性を向上できる機械装置として節税制度の対象になる。ただし、売電の方法(全量売電、余剰売電)や発電所の容量によって、適用できる措置内容が異なる。税制度の概要はほぼ毎年変わるので、常に最新情報を確認しておこう。
太陽光発電システムは、シンプルな構造なので故障が少なく、毎月安定的に売電収入が得られます。
また、故障があった場合には保障制度などもあるので、管理会社によって適切に運営が行われます。
出資者から出資を募って太陽光発電の事業を行っていた長野県の企業が、集めた資金を別の出資者への配当に流用していたとして、証券取引等監視委員会はこの企業を行政処分するよう金融庁に勧告した
企業の経営体質やビジネス運営の実態を把握しておくようにしましょう。
また、口コミサイトなどを見て事業実態を把握しておく事も大切です。
太陽光発電のデメリットに天候・天災の影響を受ける点があります。
太陽光発電パネルは太陽光で発電します。当たり前ですが、夜になると太陽がないため発電できません。しかし最近の太陽光パネルは最大出力が上がっているので、ほんの少しの日の出から日没ギリギリまで発電することが可能になりました。
太陽光発電所を売却する場合は、仲介のほかに買取という選択肢があります。買取業者に物件を直接買い取ってもらう方法なので、仲介で起こるトラブルや煩雑な手続きは不要となります。
保険代理店としてスタートしたQvouは、30年以上にわたり、フィナンシャルプランナーとして多くの人の資産形成・人生設計をサポートしてきました。
近年では、これまで培った知見をもとに、太陽光発電事業も組み合わせ、長期的に安定収入が見込めるモデルを提案。多くの利用者から高い評価を得ています。
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