結局、残置物の処分をしたうえで内装を完全に取り替え設備のリフォームまでしたところ、500万円以上かかってしまったそうです。前の所有者がそれまで滞納していた管理費などもあり、それを支払ったことで競売で安く物件を買った意味はなくなり、ただただ心理的な疲労感だけが残ったそうです。
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利回りだけをみて購入しても、そもそも入居者がいなければ利回りは0になってしまいます。Cさんは、最初の利回りだけを見て購入したことを後悔しているそうです。
しかし、毎月の返済が滞ってしまうと金融機関から貸し先としての信用を大きく損なってしまい、2戸目以降の融資がつかなくなるというリスクが発生してしまいます。1戸目のローンを早く返せたとしても、次の融資が下りなくなるのであれば本末転倒です。
どんな投資方法にもリスクやデメリットがあるものです。不動産投資も例外ではありません。代表的なものだと、空室リスク・高利物件リスク・中古物件リスクなど。ただこれらは原因や仕組みを理解して対策しておくことで回避できます。投資を成功させるためにはメリットよりもデメリットに目を向ける必要がある訳です。
家賃は新築時点とくらべて、築10年で5%~10%、築20年で10%~20%程度下落する可能性があります。都心など人気エリアでは下落率が低くなる傾向にあるものの、まったく下がらないという想定で考えていると、足元をすくわれることになってしまいます。
地震などの天災は、不動産投資の代表的なリスクの一つです。地震による影響は、建物倒壊だけに限らず、火災や地盤沈下・液状化、観光客の減少、企業の移転、海外投資家のリスク回避など多岐にわたります。たとえ地震が起きたとしても、不動産の資産価値や収益力ができるだけ低下しないようにリスクヘッジをしておくことが大切です。
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