新しい方法として注目されているシステム建築とは

在来工法よりも低コストかつ高品質と言われているシステム建築は、次世代を代表する建築方法であることから注目を集めています。今回は、そんなシステム建築について、概要からおすすめのメーカーまで紹介していきます。

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システム建築とは

システム建築とは、形状・寸法などがルール(システム)化された部材を使用する建築方法。部材を手配に時間がかかりません。また施工図に沿って施工することで、熟練工でなくても高品質な建物を短工期・低コストで建設できます

システム建築とは建物を構成する部材を『標準化』することにより、『建築生産トータル』を『システム化』し、『商品化』した建築物のことです。『標準化された部材』とは、前もって準備された部材そのものの形状や他の部材とのディテール があらかじめ標準化された部材のことです。

『建築生産トータル』とは、営業、設計から工場製作、施工、アフターサービスまですべての建築に関わる工程を意味します。
つまりシステム建築の『システム化』とは前述した標準化された部材を使って、すべての建築工程を体系化・省力化して、お客様にとってわかりやすく『商品化』したもののことです。

システム建築を導入するメリット・デメリット

「何に使用するか」「どんな間取りにするか」といったニーズに合わせて迅速に見積もることができる
CADを利用し正確に素早く設計可能
ライン生産システムによる高品質を実現
設計と生産を徹底的に合理化・システム化しているので低コスト
約30年と長寿命
耐震性が高い

・設計や見積もりがスピーディ

カタログやモデルハウス(建物)に代表されるように、お客さまに分かりやすく商品として提示できる営業が行えます。
従って概略設計や見積についても、標準建物であれば即座にお見せすることができます。

・低コストかつ高品質

現場加工・製作を極力少なくした部材・部品を工場で集中的に生産することにより、低コストで高品質な生産体制が構築できます。
設計「情報」と連動して、 CAD・CAMをもっとも実現しやすい建築生産手法だといえます。
デリバリーについても現場の状況を的確に把握して、きめ細かな対応が行えます。

在来工法に比べ30~40%の軽量化
合理的な設計→最適断面使用
高張力鋼の使用

・工期が短い

一般構造評定を取得→確認期間短縮
一貫した工場製作→約20%短縮
合理的な設計→生産性改善

・デメリットとしてはデザインに制限があることが挙げられる

システム建築定評のある会社一覧

■住金システム建築

長年の技術と商品力を結集して開発してきた当社のシステム建築商品は、価格・工期・品質面でマーケットから高い評価を受けています。
当社は、効率的な事業運営を進め、システム建築事業の更なる拡大を図るために、2007年10月、株式会社 住金システム建築として設立されました。

■横河システム建築

工場・倉庫・物流センターをはじめとして、店舗・事務所・体育館・スポーツ施設・リサイクル施設・処分場など多様な建物用途に対応し、システム建築メーカーでは施工実績件数最多の年間約600棟超え、累計約8700棟の実績がございます。

・横河システム建築が誇る「yess建築」

yess建築(Yokogawa Engineered Structure System)は、システム建築のトップメーカーである横河システム建築が、システム建築のコンセプトを独自の技術で構築し、日本で唯一の「システム建築専用工場 横河システム建築千葉工場」で製造されるシステム建築です。

建物の構成要素となる「鉄骨」・「屋根」・「外壁」・「建具」等に関する部材ディテールや配置を徹底した標準化と軽量化を図ることにより、「短工期」・「低価格」・「高品質」・「大空間」を実現しています。
 また、yess建築は、横河システム建築が独自開発した年間4,000件以上の見積処理能力を保有する見積ソフトにより、御客様の様々なご要望・見積り対応にも、迅速且つ正確な御見積書とプラン図面をどこよりも早くご提供することが出来ます。  

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