太陽光発電投資は、土地や太陽光パネルなどの設備を活用して発電した電気を電力会社に売却して利益を得ます。太陽光で発電した電気の売却価格は、「固定価格買取制度」によって国が定めた一定の価格で産業用太陽光発電であれば20年間、買い取ってもらえるため、相場の影響を受けることなく安定して利益を得ることができます。
太陽光発電投資をするメリットとリスク。本当に儲かるの?
太陽光発電投資が儲かるといわれ始めて久しいですが、本当に儲かるものなのでしょうか?今回は太陽光発電投資が本当に儲かるのか、運用するメリットやデメリット、リスクはないのかについて解説します。
太陽光発電投資とは、原則20年間電力会社に一定価格で太陽光発電した電力を買取ってもらうことによって収入を得る投資のことです。
現地調査の結果、94枚のパネルを載せられるとのことでした。
94枚のパネルを載せた場合、シミュレーションによると、年間1万6,793kWhの電力を発電できる計算でした。つまり、年間70万円程の収入が得られる計算になります。
一方、ソーラーパネルを設置するのに掛かった費用は約600万円です。計算上11.7%の確定利回りということになります。
換言すれば、9年で初期投資の改修が終わり、それ以降の売上げは全て儲けということになります。
さて、皮算用通り行くのでしょうか…
下表が、当該設備により発電した電力の売上げをまとめたものです。
結果的には、シミュレーションの値よりも好成績を上げられています。
太陽光発電投資の最大のメリットのひとつである、一定の売電価格。それを保証するFIT制度は国が定めたルールであり、極論すれば国が期間中の収益を保証してくれているということです。
太陽光発電は設置して電力会社の電力調査を受けた時点で固定買取制度がスタートします。これにより、20年間は同じ価格で電気を買い取ってもらうことができます。
太陽光発電のメリットに利回りの高さがあります。
例えば大まかな考え方ですが、2000万円の融資を受けて土地付き太陽光発電を始めた場合、利回り10%であれば10年で売電金額をもとに2000万円が回収できます。ということは残りの期間10年でさらに2000万円の収入があることからかなりの高利回りの商品になるのです。
太陽光発電投資は、高い利回りが特徴だ。太陽光発電の投資商品の1種で「土地付き太陽光発電」があるが、土地購入代とシステム購入・設置費用を含めても、利回りが10%を超える物件が珍しくない。
太陽光発電所を購入した場合、償却資産税がかかってきます。
2000万円ほどの発電所で、取得初期で約30万円ほどの税金になります。
中小企業や個人事業主は3年間、パネルとパワコンの償却資産税を半分してもらうことができる制度があります。
それが、中小企業経営力強化法という制度です。
日本は地震大国であることに加え、夏から秋にかけては台風が度々上陸します。太陽光発電は台風にも耐えられるように設計されていますが、業者の工事によほどの問題があれば、パネルが強風で吹き飛ぶこともあります。
直接雷が発電システムに落ちずとも、近隣に落ちた場合は重要な機材が停止。発電量の低下やストップといった問題に繋がります。落雷による直接の被害ならば、先述したように火災保険、もしくは動産保険に加入しておくことで緩和できます。
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