【不妊治療】体外受精について

不妊治療の1つ体外受精についてまとめてみました。

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そもそも体外受精とは?

体外受精は子宮内で受精卵を作る自然妊娠と違い、卵子と精子を取り出して体外で受精をさせる治療法です。

質の高い卵子と活発な精子を選んで使うので、自然妊娠よりも受精の確率が高くなります。また、無精子症といった男性が原因の不妊でも妊娠へつなげられるのが体外受精のメリットです。

体外受精が行なわれるタイミング

妊治療は、自然妊娠を促すタイミング法や人工授精から始めるのが一般的な治療です。その結果が思わしくない場合や体外受精のみ妊娠できる可能性があると判断されたときに、体外受精をすすめられます。

不妊治療の初期段階ではタイミング法や人工授精が優先されるようですね。体外受精は段階を経て行われるようです。

体外受精の手順

体外受精の流れについて確認してみましょう。

各種検査は、下垂体―卵巣機能を調べる血中ホルモン(E2・P4・LH・FSH・プロラクチン)測定と一般血液検査、前周期の残存卵胞や嚢胞・嚢腫の存在を確認するエコーがあります。

出典 http://www.ivf-ibaraki.or.jp/20130302/1175.html

体外受精の流れ - 茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院茨城県小美玉市の不妊治療・婦人科 小塙医院

排卵誘発ではホルモンバランスにより使用する排卵誘発剤(注射、内服薬、自然排卵抑制のための点鼻スプレーなど)とその使用期間を決め、注射の場合は月経3日目から8~10日間の連続投与を開始します。

注射5日目にエコーで卵胞の成長具合をチェックし、場合によってはホルモンの上昇を調べる採血を行い、8~10日目の診察で採卵時期を決定します。

採卵は、卵をいかに良好な状態で数多く回収できるかが重要です。経膣超音波と毎日のホルモン値測定で、卵の成熟具合をチェックし、採卵日を決定します。

hCGの注射
hCGとは、ヒト絨毛性ゴナドトロピンのことで脳の下垂体から分泌されるホルモンです。投与によって、人為的にLHサージを起こし、排卵を促します。

LHサージのLHとは黄体形成ホルモンのこと。hCGは妊娠に必要な黄体形成ホルモンを活発にするためのものです。

卵子と精子の受精を確認したのち、受精卵をさらに培養液の中で育て分割を進行させて、採卵から2日目で4分割以上(受精卵の細胞が4個以上)、または 3日目で6分割以上(受精卵の細胞が6個以上)になったら子宮内に移植するのが基本的な流れです。

胚移植から、約1~2週間黄体補充のあと、採血を行い血中β-hCGを測定することにより妊娠判定をします。妊娠反応が陽性の場合は、妊娠8~9週まで薬を継続します。

不妊治療にかかる費用は?

不妊症に悩むカップルを支援するNPO団体Fineが2013年に行ったアンケートでは、1,993人中1,099人(55.1%)が、100万円以上の治療費がかかったと答えています。

体外受精にかかる費用

体外受精だけの費用は保険適用外で1回あたり20~50万円ほどかかります。決して安いとは言えない価格です。

ほかの不妊治療の費用相場は以下の通りです。

・タイミング法 1回数千円

・人工授精 1回15,000円程度

・顕微授精 1回40~60万円

タイミング法は保険適用になりますが、それ以外の不妊治療だと保険適用外になるものが多いです。そのため、費用の面で治療を諦めてしまう人も少なくありません。

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