美術予備校は、美術大学の受験指導に特化した教育機関である。日本の有名な美術大学は入試倍率が高く、受験には高度な実技能力が求められるため、予備校が日本の美術教育で果たした役割は非常に大きい。
美術予備校に通って自分のスキルを磨こう
将来美術関係の仕事をしたくて、美大に入りたいという方、多いですよね。しかし、美大に入るには高度な実技試験をくぐり抜けなくてはなりません。そこでおすすめなのが、美術予備校です。ここでは、美術予備校についてまとめました。
美術予備校のカリキュラムはどんな感じなの?
入学前にざっくりと自分でコースを選択します。主にファイン系(日本画や彫刻など)デザイン系。入学してから1ヶ月くらいは絵だけ描くのではなく、粘土作品を作ったり、水彩画を体験したり、グループワークをしました。その後、より細分化されたクラスを選びます。
大学よりも予備校で絵について学んだことが多かったと今でも実感しています。今お仕事で役に立っている美術の基礎知識はすべて予備校で学んだことばかりです。例えば、
・鉛筆で色々な素材を描きわける方法
・手前と奥を描きわける方法
・鉄の素材に周りの風景が映りこむ様子
・ガラスの反射
・加法混色・減法混色
・明度・色相・彩度の関係
・パースを考える
画塾(がじゅく)とは、画家が任意に主宰する絵画の私塾。絵画教室、絵画の養成所・研修場所、画家がアトリエを開放していたり、仲間内で集まり研磨したり、その形式はさまざまである。
美術予備校は美大入試対策に特化しており、試験に出そうなポイントや注意点を指摘しながら、基礎力を底上げしてくれるので、受験に勝てるレベルまでその人の造形の基礎力を引き上げて伸ばしてくれます。また、美大入試に必要な学科試験の対策もきちんと行われており、実技制作の合間に英語・国語の授業を受けたり、少テストがあったり…と、美大受験対策に抜けがなく受験勉強ができます。
4年間の美大を卒業した後の就職率は、ざっと50%くらいのようです。その他の卒業生達はどうなのかというと、非正規雇用や一時雇用、院への進学など、新卒就職をしていないようです。
美術や芸術家、デザイナーなど、直接的に美大で学んだスキルを活かせる職種についている人は約40%ほどとなっています。それ以外の人は、サービス業や販売職、事務職などについているようです。
ただ、直接的ではなくとも、美大で養った美的感覚は、間接的に幅広い分野で活かせている人も多いようです。
「美術予備校」といっても、予備校によって学び方やカリキュラムはさまざまです。
専門分野だからこそ、自分に合った美術予備校を選ぶことが大切です。
ここで、おすすめの美術予備校をご紹介します。
美大学科(対象学年:高校生|高卒生)
美大受験は絵だけ描いていれば受かる訳ではありません。制作においての到達点(完成形)を目指し、描いたり作ったりするための思考力や展開応用力、時には計算も必要です。美大学科では、学科試験(多くの美大受験で必須)を踏まえ短時間でピンポイントに、必要十分な知識をお教えします。
在籍する講師陣は全ての方が東京芸大をはじめとする、有名美術大学・大学院卒。それぞれ専攻した分野で教鞭を振るっているため、講師の実力は折り紙つき。テレビに出る人気講師も。受験を突破するという目先の目標だけでなく、その先 美術分野でどう活躍していきたいのか、という、将来までも見据えたレベルで、生徒一人ひとりを個別指導とも言えるほど手厚く 親身に指導しています。個人面談もしっかりしています。
すいどーばた美術学院は、将来様々な美術に関わる仕事に就くために必要なスキルを養う総合美大受験予備校です。
東京芸術大学美術学部に設置されている全ての科に対応するコースを設けております。また、東京近郊の私立美大、地方公立美術大学の対応も幅広くカバーしております。
本学院では、油画、日本画、デザイン・工芸、彫刻、他各科とも、基礎勉強の徹底と、一人一人の個性に応じた展開をめざし、経験豊かな指導スタッフが、美術を志した若者とのふれあいを大切に、情熱をもって指導にあたります。
OCHABIでの学びは、大学で必要とされるクリエイティブな能力の基礎部分の養成です。
この力は、大学での学びや自己鍛錬、将来の就職や制作にも役立てられる重要な力であり、
それを踏まえ高い目標を掲げ、個々の成長を見守り、
志望大学への合格へとつながる学びの場を提供しています。
高校3年生・高卒生
受験部
すべての科が昼間コースと夜間コースに分かれており、授業は月曜日~土曜日までの通常授業と日曜日を含む選択授業で構成されています。
実技だけではなく学科の授業も設置されていますので、必要に応じて選択することが可能です。
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