カードローンにおいて、
複数借入をしていると判断されてしまうのは、
3社以上から借り入れしている場合だ。
例えば、今3社から借り入れしている場合、
次に借りる先で合計4社となり、3社以上となってしまう。
出典 カードローン新聞
同じローンであるビジネスローンの場合はどうでしょうか。
全てをクリアする必要はありませんが、事業歴や利益などの重要な部分はクリアしたうえで、2社~3社のビジネスローンを複数申し込んでみることをおすすめします。
ビジネスローンは個人向けのカードローンと比較しても、金融機関ごとでの審査方法や審査基準の違いが大きいのです。A社でダメでも、B社で通ったということが少なくないのです。
明確な社数は無いようです。このサイトでは2~3社から借り入れてみてはと提案されていたので、カードローンと同様に3社あたりがラインなのかもしれません。
ビジネスローンを取り扱っている消費者金融や銀行は、日本信用情報機構や全国銀行個人信用情報センターといった信用情報機関に加盟しています。
信用情報とはローンやクレジットカードなどの金融サービスを利用したときに残る情報履歴のことで、同じ信用情報機関に加盟している金融機関は信用情報を自由に閲覧・共有することができます。
基本的に全ての金融機関はつながっているということです。また、借入れの際の情報は共有されているためA社に申し込んでB者にも申し込んで…としていてもわかってしまいます。
ローンの審査ではこの信用情報をもとに返済能力の有無を判断し、融資を行うかどうか見極めているわけです。そのため、複数のビジネスローンを利用していると返済能力に不安があるとみなされ、ローンの審査に通らなくなってしまう可能性があるのです。
ローンの審査に通りにくくなると後々のビジネスに影響を及ぼす恐れがあり、リスクはかなり高いと言えます。
同時申し込みは審査が通りにくいうえに、その後のリスクもあるのでちょっと危険ではあります。
審査に落ちる可能性を心配して、何社にも審査を依頼すればいいと思われるかもしれませんが、同時申し込みは控えたほうがよいでしょう。信用情報機関では、融資の記録だけでなく、「申し込み記録」も共有されています。同時に何社も審査を申し込みをすると、ローン会社の担当者にはまるわかりですし、何社からも借りたいのは「資金繰りが相当悪化している」「多重債務状態に陥る危険が高い」と判断される可能性が高いです。
要は、会社が違っていても申し込み状況は金融機関側にバレバレだということです。
複数のビジネスローンを利用する際には、1社の審査結果が出るのを待って他社への申し込みをするといいでしょう。
同時申し込みだと信用度が下がりやすくなるためお金が必要な日を早めに洗い出して間に合うように申し込みしていくのがポイントのようです。
審査の厳しい順番というのは
1:大手銀行
2:ネット銀行
3:地方銀行
4:信用金庫
5:大手消費者金融
6:中小消費者金融
です。
なぜなら、多くの経営者はまずは大手銀行から借りて、銀行から借りられなくなったら、地方銀行に借りて・・・と順番に借りていくからです。
前述した通りで、スコアリングシステムは、そのビジネスローン会社の過去の融資データを基にしています。
大手から申し込んでいって、基準を低くしていくのもいいですし最初から通りやすいところをピックアップして違う会社に申し込むのもいいでしょう。
スコアリングという機械的に借り入れ状況を判断する金融機関がありますが、中にはスコアリングシステムを導入していない中小の消費者金融もあります。
相手が機会ではなく、人になるので困っている状況を上手く伝えられればローン審査に通る可能性もあります。
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