イボとは、皮膚の一部が突起状に隆起した状態のもの。医学的には疣贅(ゆうぜい)といいます。原因によって2つの種類にわけられ、ウイルス感染によって引き個々されるウイルス性のものと、年齢を重ねることで自然とできる老人性のものがそれ。
さらにウイルス性のイボは尋常性疣贅、足底疣贅、伝染性軟属腫、扁平疣贅などに分類されます。
イボを取り除けば、悩みも解決できる!
皮膚にイボができたかも?と思っているなら、病院で治療してみませんか?イボの治療方法はどのようなものか詳しく解説していきます。イボができる原因や治療方法を覚えて、悩みを解消してみましょう。
ウイルス性疣贅にもまた見た目の違う多くの種類があって、原因になるイボのウイルスに少しずつ違いがあることが分かって来ています。
一般的なイボとはウイルス性のイボのことです。
ウイルスは感染しやすいため注意しましょう。
足の裏、手指にできるイボウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス=HPV)が原因で出来る結節状のしこりのことを言います。ときに魚の目、タコと間違われ、自分でさわってしまうと周囲に拡大してしまいます。
抵抗力の弱い子供に出来ることが多いですが、大人に出来ることもあります。足底部などで体重がかかる場所に出来たものは、イボが深く食い込んでしまい難治性となることも多いです。
いぼはどの年齢層の人にもできますが、小児で最も多く、高齢者で最も少なくなります。できるいぼの数は1~2個から数百個と様々です。ウイルスが拡大するには長期的または反復的な接触が必要になるため、いぼは同じ人の別の部位に広がることが多いですが、患者から他の人にうつる可能性もあります。
足の裏や手のひらなどにできるイボのことです。
足底疣贅(そくていゆうぜい)は足の裏にできますが、通常は歩く際に足の裏にかかる体重に圧迫されて平らになり、その周囲が厚くなった皮膚で囲まれます。手掌疣贅(しゅしょうゆうぜい)は手のひらにできます。
・表面はざらざら
・真中部分は黒いブツブツがありカリフラワーのように見える
・少し盛り上がってる様子
・押しても痛くない様子
感染様式は接触感染で、プール、入浴などで接触にすることにより感染することが多いです。
アトピー性皮膚炎などバリア機能に障害がある時にも感染しやすいといえます。
イボは爪の周りにもできることがあります。
右足の小指のイボで爪を巻き込むように大きく広がっています、7~8年前にイボができ、いろいろな医療機関で治療しましたが治らずご来院なさりました、 イボは爪を巻き込んでいたため抜爪しました。
イボが爪の下に入り込み爪が浮き、浮いた爪を患者さん自身が切っていたので爪はほとんど残っていません。
性器の周りにウイルスが感染してイボになることがあります。
肛門周りにできると痒みを伴うでしょう。
稀に両親や医療従事者の手指を 介して幼児に感染し、発症することがある。また、分娩時の垂直感染により、乳児が喉頭乳頭腫を発症する可能性も示唆されている。我が国では年間10 万人あたり30 人程度の発症がみられているが、1999 年4 月以降、他 の性感染症と同様増加傾向を示している。
出典 尖圭コンジローマとは
イボの原因は、主にウイルスによる感染です。ウイルスは皮膚や粘膜の傷から侵入するので、元々皮膚の免疫力が落ちているアトピー性皮膚炎の人や、汗をよくかく人、湿疹のある人にできやすい傾向にあります。ウイルス感染によるイボは、潰すと液体中のウイルスで感染が広がりイボが増えてしまうので、なるべく潰さないようにしましょう。
加齢とともに、皮膚に褐色や黒色をしたイボができることがあります。これは皮膚の老化現象の一つで、紫外線や遺伝などが影響していると考えられています。大きさは数mm~2、3cmほどで、表面はザラザラしていることが多く、汚れた毛穴のような黒点が多数みられることがあります。急に数が増えるようなときは、悪性腫瘍の疑いもありますから、病院で診察を受けましょう。
小さなイボができたばかりなら、液体窒素で焼き切る方法が利用できます。
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