定額支払(日額)型は“1日入院したら○千円”、“1回手術したら○万円”など、支払事由に該当した場合には契約時に定めた金額を支払うタイプの保険です。入院や手術の保障だけではなく、がんなどの特定疾病や女性特有の疾病に対する保障を手厚くする特約や退院後の通院を保障する特約等、希望に合わせて保障内容を調整することが出来ます。
こんなにも違う?定額保障型と実費保障型保険の違い
日本では、約7~8割の人が医療保険に入っています。医療保険は、定額保証型と実費保証型の2つに分けられます。そんな2つの医療保険の違いをまとめました。
日額型は保険料が加入時から上がらず、保証も一生涯続く「終身型」があります。
病気になるリスクは歳をとる程高くなりますが、終身型なら定年までに支払いを終えてその後一生涯続く保障を持つ事が出来ます。
実費保障型は医療保険とがん保険で販売されています。このタイプの保険が開発された背景は、医療技術の進歩と国の公的医療保険政策で入院日数は短くなる一方で、1入院の医療費はさほど変わらず、日額型では十分な保障が得られないことが想定されるからです。
入院給付金は、日額5,000円などと決められているため、入院期間が短いと給付金が少なくなります。実損補てん型は実費負担のため、入院期間が短くても補償が厚くなります。
実損補償型は、保険期間が5年や10年更新といった「定期型」のみになります。
手厚い保障が受けられる実費補償型ですが、一生涯の保障がなかったり、更新ごとに保険料が上がったりと、デメリットもあります。
生活状況などによって、日額保険がお得の場合と、実費補償型がお得の場合に分かれます。
加入から払込満了時まで保険料は一定で、保険料の払込満了後も一生涯保障が続きます。
保険を解約した場合でも解約返戻金を受け取ることができます。(加入期間が短い場合は全く支払われない場合もあります。)
どの保険でも年齢を重ねれば重ねるほど更新時の保険料が高くなる傾向にあるため、高齢になってから実費型医療保険に入ろうと思った場合、高い保険料がかかってしまうのです。
一方で若い世代向けの保険料はかなり抑えられています。若い世代は病気のリスクが少ないからこそ保険料が抑えられているわけですが、保険料を抑えて若いうちの病気などにしっかり備えたいと思っている方に向いているでしょう。
子どもが小さいうちは実費型医療保険もおすすめです。小さい子どもは教育資金がかかりますよね。もしもマイホームを購入した場合には住宅ローンの返済についても考えていかなければなりません。 すると、保険料として回せる金額が少なくなってしまうため、保険料はできるだけ安い方が良いでしょう。実費型医療保険の中には保険料が格安に抑えられるものもあるため、子どもが小さくて何かとお金がかかりがちな時期は実費型医療保険を選択するのもおすすめです。
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